町内会長への道 | 道普請(みちぶしん) |
道普請(みちぶしん)とは、国語辞典を見ると「道を作ったり直したりすること。道路工事。」とある。今時、あまり耳にしない言葉だと思う。特に都市で生活する方には一層馴染みが無いと思う。 道路工事は建設業者がやるもので、そのことを道普請なんて言わないもの・・・。 国道や県道・市道はそれぞれの管理者が作ったり直したりするわけだが、地域にあるそれ以外の道は地域で管理する。 地域が管理する場合でも、地域で費用を出して建設業者を頼むことも出来る。しかし、それは費用を負担する人が沢山あってのことで、私達の地域のように過疎地では自前で作業をしなければならないのだ。 6月18日(日)は、例年行なっている道普請の日であった。 事前には、町内の皆さんへ作業の依頼文を回覧したり、現場の下見をしたり・・・。 当日は、作業分担の割り振りや、市の補助申請をするために作業の写真を撮ったり・・・。 事後には、不参加の方から費用弁償を徴収したり、軽トラを提供してくれた人に費用を支払ったり・・・。 役員が業務を分担して行なうのだが、けっこう大変なのだ。 当日は朝8時からの作業であったが、作業を始める頃は雨降りだった。 この時期、雨具を着ての作業は蒸し暑くて不快なのだが、町内の皆さんは皆で協力して作業をしてくれた。 作業分担の割り振りは難しいものである。 皆が同じ作業量であり、皆がそう感じてくれれば100点満点なのだろうが、それは望めない。 先ず、広範囲で異なる作業を行なう場合、同じ作業量を割り振ること自体が難しい。 仮に同じ作業量を割り振ったとしても、多くの場合「自分の所が一番大変だ」と思いがちなのではないだろうか・・・。 「こっちに人員をまわしてくれ!」「なんでここは人数が少ないんだ!」というお叱りを受けながら、あたふたした半日であったが、町内の皆さんのご協力で、事故も無く終了することができた。 皆さん、ご協力ありがとうございました。 |