【 池の改修 】

30年ほど前まで、家の近くに池がありました。

父親が生きている頃は、そこで鯉を飼ったりしていましたが、亡くなってからは水を溜めることもなく荒れたままになっていました。
気にはなっていたのですが、手つかずのまま今日に至りました・・・。

試しに水を溜めてみようと思い、父親が作った排水口に栓をしてみましたが、その周囲から水漏れしていて溜まりませんでした。
栓をしただけで水が溜まる理由は、池の所々に少しずつ水が浸み出している場所があるからです。

そこで、排水口と排水パイプを新たに設置して、水を溜めることにしました。


(2014年9月2日〜10日)

9月2日11:25頃、昔父親が鯉を飼っていた、池だった場所です。

上の画像の中央部付近ですが、このように、池の中に少しずつ水が浸み出ています。

カワニナも自生しています。

レジ袋に土を入れて排水口をふさいだところ、思いがけず水が溜まりだしました。
長年放っておいたし、沢蟹が居るような所なので(沢蟹は穴を掘るので、土手などの水漏れの原因になります・・・。)水漏れすると思っていたのですが・・・。

父親は結構器用な人でした。
この様に、コンクリート製の土管に穴を開けて、水位調節用のオーバーフローも設置しています。
 

このまま溜まるに違いないと期待しながら、池の中の土を土手に上げたり、

池の中に水が浸み出す場所を少し掘ったりしました。

そんな作業をしていると、沢蟹がたくさん捕れました・・・。

さて2日は上までの作業を終えて、翌日の朝「満水状態に違いない」と期待して現地に行ってみたところ、満水どころか昨日の段階で溜まっていた水さえ無くなっていました。
排水口の下流側を見ると、やはり排水口周辺から水が漏れているようです。

排水口と排水パイプを別に設置し、今までの排水口は取り去ることにしました。
9月8日14:44頃、排水パイプを敷設するための溝を掘りました。

別角度です。
排水はこの先の、

U字溝に流します。
 

塩ビパイプはVU100です。

2mのものを2本つないで敷設し、

オーバーフロー用の立ち上がりを付けました。
父親のように水位調節用の穴まで設けていませんが・・・(^^;。
これ以上溜める時は、塩ビパイプの継手をはめ込むことにします。

排水パイプの下流側です。
直接U字溝につなげていないのは、その高さまで掘るのが大変だったことが主な理由ですが、池で魚などを飼うとした場合には、この場所に集水桝的なものを付けて網を張るのも良いかと・・・。

塩ビの排水口と、父親が作った排水口・・・。

父親作を残して置きたい気もしましたが、水漏れを止めるために撤去しました。
 

塩ビパイプを埋めて、土手の完成です。

排水口とオーバーフロー部です。

別角度です。

排水パイプの下流側です。

9月8日16:43頃、とりあえずこんな形で、当日の作業は終了です。

9月9日14:22頃、排水口です。
写真では分かりにくいのですが、池の中に浸みだしている水が集まって、
 

これだけの流れが出来ています。
この後、レジ袋に土を入れて栓をしました。オーバーフロー部から覗くと、きちんと止水できていることが確認できました。

9月9日17:00頃、だいぶ水が溜まりました。

池の上流側から写しました。

9月10日16:02頃、オーバーフロー部から排水しています。
ちなみに、この日の朝の段階で、このような状態でした。

池の上流側から写しました。

排水パイプの下流部、オーバーフローしている水量です。
夏の盛りにもこの程度のオーバーフローがあるのかどうか、不明です・・・。
 

9月11日5:58頃、池の全体像を掲載していなかったので、改めて画像を写しました。
池の上流側から写したものです。
 

別角度です。
 

上の画像と反対側から、排水口・オーバーフロー部側から写しました。
 

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