【 鮭漁の施設跡 】

明治から昭和にかけて稼働していた「塩殿発電所」について、小千谷市在住の方にお話を伺いました。
その中で「鮭漁に使った施設」のことも紹介してくださいました。

塩殿発電所の取水口があった付近の岸壁に沢山の穴が開いていることは知っていましたが、それは発電所関係のものかと思っていました。
ところが、それらは鮭漁をしていた時の施設跡なのだそうです。
それぞれの穴がどういう使われ方をしていたのかは分かりませんが、多くは岸壁を移動するために設けられトンネルであり、通路なのではないかと想像します。

初めて聞いた話なので、発電所取水口跡と共に確認するために、改めて現地に行ってみました。

(2019年4月8日)


信濃川左岸側の岸壁です。
所々にこのような穴が開いています。
 
ズームで写しました。
 
ここはあまりはっきりしませんが・・・、
このような場所もあります。
 
一番分かりやすいのはここです。
画像右側の穴2つは塩殿発電所の取水口跡ではないかと思われるものです。
一方、その左側にいくつもの穴が確認できます。
当初これらの穴も塩殿発電所の取水・導水施設かと思っていたのですが、言われてみて現地を見れば違っていたことに気づきます。
塩殿発電所はこの画像右側の下流方向にありますし、穴の位置も取水口跡と思われるものよりも高い位置にあります。
上の画像の右から三番目の穴を下流側から写しました。
ズームです。
トンネル状になっているのが分かると思います。
このトンネルを鮭漁をする人たちが通ったのだそうです。
(写真A)上の画像を写した場所から下流側に移動して写しました。
枯れ草が落ちている部分は通路状態になっていて、その先にトンネルがあります。
上の画像を写した場所で、カメラを振って右側を写しました。
通路状態の部分です。
(写真B)上の画像を写した場所で、カメラを振って右側を写しました。
またトンネルがあります。
上の画像3枚のところ、動画です。
写真Bと同じトンネルです。
奥側を写しました。
(写真C)写真Aのトンネルに近づきました。
内部を写しました。
腕を伸ばして写してもこれがやっとです。
トンネルの向こう側からも光が入り込んでいて、このトンネルが解放状態になっているのが分かります。
トンネルをくぐるのは難しいので、外側をまわって反対側に移動します。
(写真D)写真Cに写っているトンネル入口の反対側にきて、同トンネルを写しました
近づいて写しました。
入口の前に立てないので、下方から腕を伸ばして写していますが、これがやっとです。
写真Dを写したところで振り返って上流側を写しました。

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