狩猟免許を取得しようと思い立ちました。 今、そう思い立たなければ良かったと思っています(苦笑)。 というのは、私にとって、掛かる費用の割に役に立たないものだということが理解できたから・・・。 免許取得を考えたきっかけは、趣味で狩りをしたいということではなく、畑の作物を荒らすウサギやタヌキを退治したいと思ったからですが、当初そういった行為に狩猟免許が必要なのかどうかさえも分からない状況でした。 ネット上では「自分の畑にわなを設置して有害鳥獣を捕獲する場合には、狩猟免許は不要だ。」というような記述も見かけたようにも思いましたが、免許を取得しておくに越したことはないと思いつつ・・・。 先ず、新潟県で開催している「狩猟免許取得希望者講習会」に参加しました。 そうしてわかったことは次のことでした。 ・狩猟免許は、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律に基づき、狩猟鳥獣の捕獲等を認める許可をいう。 ・狩猟免許は猟法の種類に応じて次の4種類に区分される。 網猟免許・わな猟免許・・第一種銃猟免許・第二種銃猟免許 ・試験内容は「狩猟についての必要な適性(視力・聴力・運動能力)・狩猟についての必要な知識・狩猟についての必要な技能(狩猟免許の区分によって課題は異なる)」 の3つ。 講習会は4種類の免許に対応したものだったので、一応わな猟免許と第一種銃猟免許の実技講習を受けました。 しかし、銃を維持するのは費用と手続きが大変そうなので、試験はわな猟免許を受験して、結果的に免状をもらうことができました。 さて、それで当初の目的が達成できるのか・・・?。 新潟県の狩猟期間は11月15日から2月15日までの3か月ですが、私が住んでいる地区は豪雪地帯なので12月中旬には降雪があります。 従って、わなを仕掛けることができる期間は1か月だと思われます。 一方で、狩猟とは別に、市町村等で有害鳥獣に指定されている鳥獣を駆除する制度があるそうです。 小千谷市ではカラスとウサギとタヌキが指定されていますが、それらを捕獲するには小千谷市の許可をもらったうえで指定された期間で行うことになるようです。 そうすると、一般人が畑の農作物を荒らすウサギをわなで捕まえるには、結局狩猟期間でやるしかないようです。 さて、狩猟をするための費用はどうなのでしょうか?。 わな免許の場合は次のようだと思います。 受験費用:5200円、診断書費用:6000円くらい、狩猟者登録税(11/15〜2/15):8200円、交付手数料:1800円、猟友会費(狩猟事故共済保険込み):8000円くらいで、合計は29,200円くらいになります。 狩猟者登録税・手数料と猟友会費は毎年、3年に一度の免許更新には診断書が必要で更新費用が2800円かかります。 「わなを使って田畑を荒らすウサギやタヌキを捕まえるために狩猟をする。」のは、現実的ではないように思います。 (2013年9月20日) |
7月19日、狩猟免許講習会に参加しました。 |
新潟県による開催のようで、 |
費用は無料でした。 |
このテキストもいただきました。 |
これは1500円で購入したものです。 「試験例題集」とありますが、これを購入することが合格への近道だと理解できます。 |
試験は筆記試験だけでなく、それぞれの区分に応じた技能試験もあります。 これは第一種銃猟免許の技能試験のための講習です。 |
わな猟免許と網漁免許の技能試験のための講習は別室で行われていました。 |
わな猟免許の技能試験講習、囲いわなの設置方法の講習です。 |
9月7日、狩猟免許試験試験を受けに行きました。 |
学科試験の会場です。 |
わな猟狩猟免状を受け取りました。 ここまでの費用は12,700円くらいですが、実際にわなを仕掛けようとすれば、さらに18,000円ほどの費用が必要です。 しかも、この地域でわな猟ができるのは1か月です・・・。 ここまでで止めておこうと思っています(苦笑)。 |