長岡市栃尾岩野外新田10にある岩野蔵王堂です。
栃尾商工会のサイトでは次のように解説しています。
秋葉信仰の祖「三尺坊」は実在の人物で、信州(長野県)戸隠に生れたという。諸国を修行中、岩野の蔵王(長岡市楡原)に至り、十二坊のうちの般若院叶坊に入り修行を続けた。岩野の蔵王は奈良県吉野山から勧請した蔵王権現がまつられていて、この地方における修験道の一大中心地であった。もっとも盛んなころには、蔵王堂を中心に十二坊もの坊堂が建ちならんでいたという。 三尺坊はここで不動の行法を修め、飛行自在の神通力を得た。このとき現れた白キツネにのり、空中を飛行して遠州
の秋葉山に降りたった。そして安住の地にしたという。三尺坊は秘法を会得したとき、「もし我が名を呼ぶものがあれば願を入れ、七難
を滅する。」と叫んだことから、一山の衆徒は驚き恐れ、秋葉の地に社を建ててこれをまつり、般若院を別当寺に当てたという。 岩野の蔵王権現はその後三島郡矢田(長岡市寺泊)を経て長岡の現在地(金峰神社)付近に移転したが、般若院と供僧は、同地にとどまった。
<外部リンク>「栃尾の伝説〜秋葉三尺坊ものがたり〜( http://www.tochisyo-kenshinnosato.jp/blog/kenshinnosato/akiba_sanjakubo/ )
(2021年5月10日訪問) |