ササゲでぜんざい(善哉)作り
私にはぜんざい(善哉)や餡は小豆で作り、赤飯にはササゲを使うという感覚があります。
お祝い用の赤飯にササゲを使う理由として、小豆は煮ると皮が破れやすく、「腹切れする豆は切腹に通じる」として武士の間で嫌われたためだという説を聞いたことがあるからです。実際に、小豆は皮が破れやすいですよね。
かといってササゲでぜんざいはNGかと言えばそんなことはなく、ササゲでも美味しいぜんざいができます。自家栽培のササゲでぜんざいを作りました。
ところで、ぜんざいと御汁粉と餡の違いは何なんだろう・・・、はっきりした定義が分からないのでウィキペディアで確認してみました。
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ぜんざい(善哉)は、豆(主に小豆)を砂糖で甘く煮た日本の食べ物である。
餅や白玉団子、栗の甘露煮などと共に供されることが多い。
一般的には豆の原型が存在するものを指して用いられるが、例外もある。
関東地方では、汁気のない餡そのものをぜんざいと呼ぶが、関西地方では粒餡を用いた温かい汁物をぜんざいと呼ぶ 。汁気のない餡を用いたものは、関西では「亀山」や「小倉(おぐら)」と呼ばれる。
(2018年1月)
自家栽培のササゲに十分に水を吸わせます。
素人の私が言うのも変ですが、ササゲに限らず豆を煮る際には、ここに時間をかけるのがポイントのような気がします。
ふっくらとして、十分に水を吸った感があります。
ちなみに、ササゲも小豆も「マメ目マメ科ササゲ属」だそうです。
鍋に戻して水を入れて、火にかけます。
お湯の温度が上昇するとともに灰汁が出てきて、沸騰する頃には目を離すと煮こぼれるくらいになります。
灰汁が出てきた段階で何度もすくった方がより良いのかもしれませんし、そうしたこともありますが、出来上がりにあまり違いを感じません。
灰汁を除くためにザルにあけ、再度鍋に戻して水を入れて本格的に煮ます。
この行程も2回やったこともありますが、1回で十分のように思います。
あとは柔らかくなるまで煮るだけ・・・・。
時間を記録しているわけではないのですが、40分くらい煮ていたような気がします。
見るからにふっくらと茹で上がった感じがします。
指でつぶして、茹で上がり具合を確認してみます。
こんな風に、簡単につぶれるようになればOKですね。
砂糖は最初から入れるようなことはしません。
ササゲが柔らかく茹で上がってから砂糖を入れます。
塩も少々入れることにします。
砂糖を入れて一煮立ちしたら火を止めて冷まします。
以前お菓子屋さんに甘納豆の作り方を教わった時、「甘さは冷める時に豆に浸みこんでいくんだよ」と教えてもらいました。
なので一度冷めたら、もう1~2回煮立てて冷ますことを繰り返すことにしています。
そんなわけで、ササゲのぜんざい(善哉)が完成しました。
皮もほとんど破れていませんね。
温かいぜんざい(善哉)も良いのですが、ヨーグルトに掛けても美味しい。
ぜんざい(善哉)に餅を入れる時には・・・、
やはり豆を潰した方が、餅に絡んで美味しいと思います。