アズキ・小豆
小豆は様々な和菓子に使われますし、餡にして餅にからめても美味しいですね。
菓子作りまでは及ばず、せいぜい善哉にする程度ですがたまに調理して味わっています。善哉入りヨーグルトはとても美味しい!。
そんなわけで、小豆を栽培することにしました。
ウィキペディアでは次のように解説しています。
アズキ(小豆・荅)は、ササゲ属に属する一年草。日本では古くから親しまれ、縄文遺跡から発掘されているほか、古事記にもその記述(古事記では、スサノオに殺されたオオゲツヒメの鼻から小豆が生じたとする。)がある。
アズキは中国が原産と考えられているが、アズキの祖先と考えられる野生種が日本でも見つかっていることから、東部アジアの各地で独自に栽培が始まった可能性がある。
日本ではアズキは滋賀県の粟津湖底遺跡(紀元前4000年頃)や登呂遺跡(弥生時代、紀元1世紀頃)などから出土しており、古代から各地でから栽培されていたと考えられる。
(2016年)
6月11日、この場所に小豆を蒔くための畝を作ります。
長い畝を2本、短い畝を2本作りました。
購入した小豆種の量から、これくらいだろうと判断しました。
ちなみに画像左上に写っているのはユウガオです。
一カ所に2粒ずつ蒔きます。
蒔いた小豆に水やりをして、播種作業は終わりました。
7月25日、順調に生育して、
アズキの花も咲き始めました。
8月5日、上の画像でもわかるように、左側の畝の発育は良くありません。
花が終わって莢をつけ始めたものもあります。
8月5日、小豆の莢が色づき始めました。
莢が薄茶色になったものから収穫します。
こんな風に・・・。
収穫した小豆の莢を乾燥させます。
十分に乾いて、莢がもろくなったら、脱稃です。
「脱穀」と「脱稃」についてウィキペディアでは次のように解説しています。
脱穀(だっこく)とは、収穫した穀類(イネ、ムギ、ダイズ、アズキ、アワ、ヒエ、ゴマなど)を茎からはずすこと。イネの場合、稲扱き(いねこき)とも言う。
脱穀に続く、籾殻(もみがら)をはずす作業を脱稃(だっぷ)と言い、脱稃を含めて脱穀と言うこともある。
脱稃作業は、乾燥させた小豆の莢をゴザにはさんで踏むことから始めます。
こうやると莢が割れて、豆が莢から外れます。
次に登場するのが唐箕です。
脱稃して莢殻と豆が混ざった状態のものを唐箕のホッパに入れ、ハンドルを回して風を送りながら、ホッパから少しずつ落下させます。
そうすると、軽い莢殻は風で飛ばされ、重い豆が唐箕の下側に出て来ます。
1回やっただけでは、このように、莢の中に豆が残った状態のものも飛ばされずに下に出てきます。
これをもう一度、今度は手で砕くなどして脱稃し、再度唐箕に通します。
そのようにして小豆を取り出した後、未成熟のものや虫食いのものなどを取り除いて、ようやく小豆を手にすることが出来ます。
長い道のりです・・・。
小豆とササゲは見た目も違いますね。
これはササゲです。
8月28日、何度か収穫した小豆、枯れ始めた葉や茎もあります。
9月7日、約1か月にわたって収穫した小豆畑はその役目を終えました。
ご先祖様が耕してきた畑、今年もありがとうございました。