マクワウリ
マクワウリは今のように甘いメロンが手軽に買えるような状況ではなかった時代、スイカと共に夏の水菓子として食べられていました。
甘さはメロンに及びませんが、シャリシャリとした食感と優しい甘さが何とも言えず美味しい!。
私にとっても懐かしい味ですが、食べたいと思ってもスーパーなどに並んでいるのを見たことがありません。
ですから、自分で作ることにしました。今年は2回目の栽培です。
(2018年)
「農作業をして健康で長生き!」はとても良いこと、少しでも実践したいと思います。
祖父も父もコメ作りをやっていましたが、私にはできませんでした・・・。
そんなズク無しの私ですが、農民の血が流れていると感じることがあります。
マクワウリは今のように甘いメロンが手軽に買えるような状況ではなかった時代、スイカと共に夏の水菓子として食べられていました。
甘さはメロンに及びませんが、シャリシャリとした食感と優しい甘さが何とも言えず美味しい!。
私にとっても懐かしい味ですが、食べたいと思ってもスーパーなどに並んでいるのを見たことがありません。
ですから、自分で作ることにしました。今年は2回目の栽培です。
(2018年)
5月5日、まくわ瓜の苗を2本購入しました。
さっそく黒マルチで覆った畝を作り、定植しました。
春先は強い風が吹くことがあります。
風で苗が大きく揺すられると、茎がダメージを受けだめになってしまうので、ビニル袋を利用して風除けを施しました。
上から覗き込むとこんな感じです。
5月13日、上のように5月5日に定植した苗が、数日後に枯れかかってしまったので、植え替えを考えて再度苗を購入しました。
でも、完全に枯れたわけではないので、混み過ぎだとは思ったのですが、植え替えるのではなく前回の苗の隣に定植しました。
結果的に前回植えた苗も復活して、まくわ瓜苗4本体制になったのでした。
6月6日の様子です。
枯れかかったマクワウリの苗もすっかり元気になり、順調に生育しています。
この頃には親蔓を摘芯しました。
6月10日には最初の雌花が咲いたので人工授粉しました。
咲いている花の右側にも雌花の蕾が出来ています。
6月18日の様子ですが、マクワウリは順調に生育しているようです。
ちなみに、子蔓は4本で伸ばしました。
2つ上の画像の、最初に咲いた雌花とその隣の蕾だった雌花にマクワウリが着果しました。
幸いなことに、この後も画像が出てきますが、この2つとも収穫までこぎつけました。
6月28日の様子です。
時々ウリハムシを捕獲することはしましたが、うどんこ病なども発生せず、手が掛からないマクワウリです。
あの2つの実(2つ上の画像)も順調です。
そうそう、マットを敷くのを忘れないようにせねば・・・。
7月3日の様子です。
マクワウリ栽培を解説するサイトを見ると「子蔓は、本葉12枚で先端を摘芯し、孫蔓を発生させる。孫蔓は、着果したらその先の葉を2枚残して摘芯する。」というように説明していますが、既に何が何やら分からなくなっています。
結局子蔓は大体のところで摘芯し、孫蔓は手つかずになってしまいました。
あの2つの実(2つ上の画像)が黄色くなってきました。
7月8日、あの2つの実の黄色が濃くなり、果柄付け根の周りにヒビが入ってきました。
完熟のサインなのか、雨が降ったことによる実割れなのか・・・。
奥側のは完熟のように見えますが、手前のは実割れのように見えました。
完熟ならもちろん収獲ですし、実割れならそこから腐ってしまうので、2つとも収獲することにしました。
これ(上の画像の手前側のもの)は実割れのように思えます・・・。
7月15日の様子です。
本来であれば1本の子蔓に生らせる実の数は多すぎてはいけないのでしょうが、前に書いたように何が何やら分からない状態なので、雌花を見つけるたびに人工授粉しました。
この日に収穫したのはこれです。
7月7日以降雨が降っていないので、実割れの心配はありませんでした。
ご覧の通り完熟状態のマクワウリです。
7月29日、すでに何個か収穫していますが、まだこんなに沢山の実をつけています。
しかし、蔓に勢いがなくなり、手前側は枯れかかっているように見えます。
やはり、着果させる数を制限した方が良いようです。
ちなみに周囲のバケツなどは、夜間に害獣の食害に合わないよう、実に被せるためのものです。
蔓の元気がなくなってきている状況でも、左上の実は完熟サインが出ています。
そうは言っても甘さののりは十分ではないかもしれませんね。
さて、生育状況や外見だけではなく実を切ってみます。
ちなみにマクワウリは外皮の色で分類すると黄色系・緑色系・白色系の3種に分けられるそうですが、栽培したのはご覧の通り黄色系です。
昔、子どもの頃に食べたのも黄色かったように思います。
ウィキペディアでは「黄まくわ」という品種について「奈良県が原産。昭和11年に育成された『黄1号』はマクワウリの基準品種である。果皮が黄金色で、中の果肉は白く、形は砲弾型もしくは俵型をしている。果実は300g前後で果肉がしっかりしている。」と解説しています。
購入した苗には「マクワウリ」としか書いてなかったのですが、この品種なのではないかと想像しています。
果肉は白色です。
優しい甘さ、独特のシャリシャリ感、懐かしさ・・・、美味しい!。