信濃川水系にある水力発電施設を紹介しています。
宮城(みやしろ)第一発電所は明治37年9月14日に運転を初めて以来、平成16年9月14日に100年を迎えました。建設当時250KWの出力、11000ボルトの送電電圧は県下でも最大であり、穂高、豊科、大町、池田地域にはじめて電気を送り、長い間人々の暮らしや産業の発展を支えてきました。
1号機の水車と発電機は、当時の安曇電気鰍ェ、ドイツから輸入し設置したもので、細部改修はあったものの、現在も原型のまま運転中です。
同所より以前に設置された水力発電所はいくつかありますが、原型のまま運転しているものは、ここしかなく日本現役最古の発電設備として、産業考古学的にも高く評価されています。
また、この発電所の電気をお客様に送り届けるために建設した穂高変電所、豊科変電所は、現存する変電所として中部電力管内では最も古いとされています。
<中部電力の案内板から>
(落差を得る)形式:水路式、出力:400Kw、運転開始:明37年9月。
「2005年3月末現在、中部電力のデータ」
発電所建屋。 |
放流口。 |
同じ場所を別角度で写しました。右からの流れが放流水です。 向こうからの流れは中房川で取水した水で、ここで合流して宮城第三に流れていきます。 |
発電所建屋。 |
こちらから水路が延びていますが、中房川から取水した水が流れています。 網の覆いが終わっているところが、2つ上の画像の場所です。 そこで放流水と一緒になり、宮城第三に流れていきます。 |
建屋に入る水圧管。 |