信濃川水系にある水力発電施設を紹介しています。


【 百周年記念広場 】

松本市にある、中部電力の薄川第一発電所に隣接して「百周年記念広場」が整備されていました。
広場には水車などが展示されていました。

薄川第一発電所は、長野県内で運転を続けている発電所の中で最も古い発電所です。
建設当時の出力は60KWで、松本町および本郷村(ともに現松本市)に電気を供給しましたが、需要のほとんどは電灯でした。
明治32年12月松本電灯株式会社に寄って建設されました。翌年には120KWに増設され、その後改修を繰り返し、現在は390KWで運転しています。<案内板から>

 



薄川第一発電所と百周年記念広場の入口。


現地にあった、薄川に設置された発電所の案内図。


現地の案内板にあった「古い時代の建屋の写真」。


現地の案内板にあった写真。


記念碑が、


2つありました。


薄川第一発電所の3代目の水車
大正9年から平成6年まで74年間松本平に電気を送り続けてきましたが、水車の取替工事により取り外されました。

型式:横軸単輪単流渦巻きフランシス水車、最大出力:430KW、最大使用水量:毎秒1.156立方メートル、有効落差:43.03m、回転速度:毎分720回転、製造者:電業社(でんぎょうしゃ)、製造年:1920年(大正9年)<案内板から>


薄川第三発電所の水車

昭和2年から平成5年まで66年間使用されたものです。
型式:横軸単輪単流渦巻きフランシス水車、最大出力:231KW、最大使用水量:毎秒0.57立方メートル、有効落差:51.3m、回転速度:毎分720回転、製造者:電業社(でんぎょうしゃ)、製造年:1927年(昭和2年)<案内板から>


宮城(みやしろ)第一発電所の2号機として、大正3年(1914)11月30日に増設したもので77年間運転されてきました。

型式:横軸単輪単流渦巻きフランシス水車、最大出力:280KW、最大使用水量:毎秒0.7立方メートル、有効落差:50.65m、回転速度:毎分750回転<案内板から>




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