小千谷市 岩沢

新潟県小千谷市の南端に位置する岩沢の紹介です。

“たかつや”さんの稲荷大明神

小千谷市岩沢の桂地区にある「稲荷大明神」と刻まれた石碑、“たかつや”さんという屋号のお宅(名字は関口さん)が祀っているものです。

常福寺の原にある畑に行く際はその前を通るので、稲荷大明神の石碑があるのは知っていましたが、それが“たかつや”さんの石碑だとは知りませんでした。
そのことは過日、“たかつや”さんの石祠を写させてもらった時に教えていただきました。

今回石碑の裏面も確認させてもらいましたが、「天保」と刻まれていました。
表側を見た感じ、それほどの年月が経っているとは思わなかったので、ちょっと驚きです。
願主・施主は「關口清左衛門(関口清左衛門)」さんではないかと想像するに至りました。


(令和2年9月29日)


稲荷大明神の石碑は、不動寺の桂林から常福寺の原(画像の畑部分)に通じる農道の途中にあります。
赤〇で表示した辺りです。


不動寺の桂林から常福寺の原までは上り坂になっています。
画像は桂林方向を背にして登り切った付近で、直進は林道岩沢線に、左折は常福寺の原に通じます。
稲荷大明神の石碑は、画像左側に写っています。


常福寺の原へ向かう道と、稲荷大明神の石碑(画像中央)です。


稲荷大明神の石碑です。


近づいて写しました。


稲荷大明神の石碑、別角度(左側面)です。


別角度(背面)です。


天保十六


上の画像と合わせると「天保十六乙巳年」と読めるように思います。
天保は15年までのようですし、干支が乙巳だとすると、「天保十六乙巳年」は「弘化二乙巳年」のことなのだろうか・・・?

一方で「天保十六乙巳年」でググると「天保十六乙巳 江戸暦」というページがヒットし「時代:天保16年 材質:和紙  江戸時代に江戸にて刊行された暦」という解説もあります。

いずれにしても、そのころの「乙巳」は1845年だそうですから、175年前ですね。


年二月大


「天保十六乙巳年」の続きは「二月大吉良日」だと思います。


この画像では「願主 關口清」まで分かります。
改めて現地で写真を写したのが下の画像です。


「關口清」の下は「左」だと思いますが、その下は苔が付いていて判読できません。
ただそこまでわかると「關口清左衛門(関口清左衛門)」ではないかと想像できます。

小千谷市史には「なお岩沢の関口清左衛門家には、鑓一筋・輿一台・轡・八斗入の水瓶などが所蔵されているが、これらは函山城主の遺品と伝えられている。」という記述があり、関口清左衛門家とは“たかつや”さんのことなのです。<参考:函山城跡

今度“たかつや”さんのご当主にお会いする機会に確認したいと思います。


グレースケールモードにしてみました。


揮ごうは「伊豫産日野一徳書」と刻まれていると思います。
伊予生れの日野一徳さんかな・・・。


別角度(右側面)です。

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