【 竜飛海底駅 】

竜飛海底駅(たっぴかいていえき)は、東津軽郡外ヶ浜町にあるJR北海道の津軽海峡線の駅です。
現在は、本州最北端の特急停車駅でもあります。

もともとは青函トンネルの青森県側の定点(竜飛定点)として、「非常時の旅客待避所」及び「保線基地」、「トンネルの維持に必要な各種機械類を納めた機械室などの設置・維持管理」などを目的に設置された駅です。

相対式2面2線ホームを持つ地下駅で、旅客扱いをする列車は、2号車のドアを非常ドアコックで開閉して旅客の乗降を行います。
ただしその旅客扱いも、一般旅客の利用は出来ず、「竜飛海底駅見学コース」の整理券(JR北海道が発売)を持った見学客のみが乗降できます。
「竜飛海底駅見学コース」では、竜飛海底駅の設備などを見学した後、青函トンネル竜飛斜坑線(せいかんとんねるたっぴしゃこうせん)に乗車し、青函トンネル記念館の見学も行います。
竜飛海底駅見学コースには3コース(「どの列車で行って、どの列車で帰るか。」により3つのコースが設定されています。)があります。(2010年6月27日現在)

当日は、次の行程の「竜飛1コース」を利用しました。
函館駅→(特急白鳥18号)→竜飛海底駅・・・<見学時間2時間10分>・・・竜飛海底駅→(特急スーパー白鳥22号)→青森駅

(2010年6月27日訪問)
 
11:56頃、特急白鳥18号から下車した、「竜飛海底駅上りホーム」から下りホームを写しました。
津軽海峡線の線路です。
津軽海峡線の線路です。
線路の画像を何枚も掲示しているのは、
現在は、狭軌の線路を在来線の特急が走っていますが、
将来の新幹線開業のために三条の線路が敷設されているのを写したいと思ったからなんです。
11:59頃、「竜飛海底駅上りホーム」から、秋田・八戸方面です。
上の画像を写した場所から見た、ホームから「避難通路」へ続く「連絡誘導路」です。この連絡誘導路は北海道側から2つ目の「NO2連絡誘導路」です。
「避難通路」のことを「連絡誘導路」と認識している方やサイトもあるようですが、下の画像と3つ下の画像を見て分かるように連絡誘導路には、それぞれ番号が付けられています。
同じような「連絡誘導路」が12本あるそうです。
「NO2連絡誘導路」を通って、避難通路に出て、青森方向の避難通路です。
ここから先に、NO3連絡誘導路、NO4連絡誘導路・・・・があり、最奥に「NO12連絡誘導路」があります。
こちら方向の避難通路は、行き止まりになっているので、避難する場合は次の画像の方向に避難します。
上の画像を写したところで振り返って、函館方向の避難通路です。
こちらに向かって歩きます。
竜飛海底駅の駅名板と、(画像右端は)「No1連絡誘導路」の出口です。
12:00頃です。
12:01頃、振り返って、上りホームから歩いてきたトンネル(画像左側)と、「下りホームからここに通じているトンネル(画像右側)」を写しました。
上りホームからの避難通路と下りホームからの避難通路がここで一つになり、今背を向けている方向に通じています。
12:03頃、人々が歩いている方向が避難通路で、右側のトンネルは青函トンネルに平行して吉岡海底駅まで続いているトンネルです。
青函トンネルを歩いて津軽海峡を横断するイベントが開催されることもあるそうです。
12:04頃、人々が歩いている方向が避難通路で、左のトンネルはポンプ室です。
ポンプ室です。
12:07頃、避難所に到着しました。
避難所のトイレです。
竜飛定点です。
現地にあった案内板です。
現地にあった案内図です。
上の案内図にあるように、火災があったときには、煙を排煙トンネルから外に出すようになっています。
そのために排煙トンネルの反対側から風圧をかけています。
この場所は非常時以外は閉めておくのですが、今開いている扉の向こう側にもう一つの扉がある2重構造になっています。
12:13頃、先ずこの扉を開けて向こう側に移動します。
12:14頃、上の扉を通って、その扉を閉めてから、次の扉を開いています。
こうしないと、強い風圧で飛ばされてしまうほどなんだそうです。
ここで振り返ると・・・、
最初に通った扉は閉められています。
2つ目の扉を通ったら、施錠します。向こう側は最初に通った扉です。
この「2つの扉とその間に部屋を設けた構造」は、運河に例えれば閘門(こうもん)だと言えますね。
12:15頃、振り返って上の画像の扉を写しました。
今まで歩いてきたホーム〜この柵までは、「竜飛海底駅見学コース」でしか見ることができません。
青函トンネル記念館から「青函トンネル竜飛斜坑線」を利用して「体験坑道展示場」などを見学するコースが設定されていますが、そのコースはここまでです。
今回の「竜飛海底駅見学コース」では、これから体験坑道展示場・青函トンネル竜飛斜坑線を通って、青函トンネル記念館まで行きます。

PAGE TOP